内分泌(甲状腺など)の症例と対応
主訴:バゼドー氏病 35歳女性 163cm 体重不明
<症状>
・昨年末くらいからイライラや緊張時会議などでの震えがひどくなり病院でバゼドー氏病と告げられる。
・眼球突出が始まり炎症を抑えるためにステロイド投薬と他にヨウ化カリウム製剤が投薬される
・眼球は入院し治療を行い症状の亢進は抑えられている。
・皮膚症状が(化膿湿疹)が多い。ステロイドの増減に関与している。
・一般的な心悸亢進・発汗・火照りなどの症状はほとんど見られない。
<東洋医学(中医学)分類を含めた分類>
東洋医学的分類(四診)で熱(炎症)と瘀血が強い、また免疫的なバランスを整える必要があり血液循環と免疫バランスを改善していくように考慮、血液の巡りすぎにも注意が必要です。
<経過と対応>
・2019年5月1日 O-リングなども踏まえて清熱活血の漢方薬と免疫調整の健康食品をご服用いただきます。長期のご服用が必要の旨ご説明いたしました。
・2019年5月14日 特に外見上は変化がないが吹き出物が減じてきた。
その後も全体症状が少しずつ緩解しているご様子。現在もご服用いただいております。
<考察>
甲状腺の症状は長期服用が重要です。四診により体調をよく判断し瘀血でも個人の体質に合致した活血方剤をご服用いただくことが必要です。
主訴:バゼドー氏病 38歳女性 160cm 45kg
<症状>
・高校生の時喉が腫れているように見えた。動悸が出始めた。眼球も少し大きくなった気がして病院へ行き診断された。
・月経が一定せずT3とT4の値が高い。メルカゾールを服用。メルカゾールを服用後精神的に安定しないことが増えた感覚がある。あまりやる気が出ないことが多い。異性との付き合いがうまくいかず悩みある。
・疲労しやすい。少々の発汗、食欲正常、便小水に異常なし、のどの渇きがある。だんだん痩せてきている。
<東洋医学(中医学)分類を含めた分類>
中医学では元気のない症状を緩解させ加えてホルモンバランス、自律神経のバランスを整えるようにいたします。
<経過と対応>
・平成31年1月12日 ご様子を拝見したところ乾燥体質もあるご様子、麦味参顆粒30包(1日2回)と健康食品1種類ご服用いただきます。病院からのお薬も併用。
・平成31年1月27日 疲労が緩解。朝のやる気のなさが緩解。
その後も全体症状が少しずつ緩解しているご様子。現在もご服用いただいております。
<考察>
東洋医学(中医学)分類では気虚といいお身体全体の活力の低下している状況を考慮いたしました。